「礼羅、なんてことするんだよ!」 高秋くんの視線は礼羅のほうに向けられた。 「僕の家のこと知ってるだろう!」 いつもの可愛らしい高秋くんとはぜんぜん違う。 こんなに怒ってる高秋くんは初めてだ。 「仲間バカにするやつが許せないだけだ」 「だからって…」 「お前は兄弟からバカにされて暮らしたいのかよ!!」