そばにいてくれたからⅡ




「今度兄貴バカにしたら子供でも許さないからな」



礼羅は掴んでいた手を離した。


千秋くんの手首には握られた痕が残ってた。



「千秋…」



高秋くんは千秋くんに駆け寄った。



「もう俺帰る!」


「千秋!」



千秋くんはお店から出て行った。