そばにいてくれたからⅡ




「ちょ…!」


「礼羅!子供相手に!」


「関係ない」



礼羅の声は怒っている。



「まだ金も稼げないガキが偉そうなこと言うな」


「ぐ…」



礼羅は千秋くんの手首を握る。


千秋くんの顔は辛そうだった、きっと礼羅は強く握ってるに違いない。