わたし。
美月の母親でモデルのMiwaこと舞原 美羽って言います。美しい羽って書いてみわって読むの。

娘である美月に病室を追い出されて。

明希羽ちゃんと稜也くんと気まずい雰囲気になって。

自宅に帰ってきた…。

色々と忘れたくて家中のお酒を飲み尽くしてる。

わたしは母親として最低なことをした。

美月を信じてあげられなかった。

娘の悲痛な思いに気付けなかった。

昔からあの子は一人だった。
わたしと月斗は朝から深夜までスケジュールがいっぱいで構ってなんてあげられるほどの時間がなくて。

ついつい美月のことは後回し。

でも、心配かけまいと思ったのか寂しいなんていう素振りは見せなかった。

だから、わたしも月斗も美月に甘えっぱなし。

でも、本当は違ったんだ…。

一人で部屋で泣いていた…。

それを見たとき、もう泣かせることはしないって決意したのに!