あのあと美月を抱いて家に帰った。

今日はとんでもない日だったな。

美月を泣かせるわ瑠璃華に誘われるわ。

あのときは美月が本当に瑠璃華かと思ったんだ。

だから、あんなこと言っちまった。

真樹が止めてくれなかったら。
もっと酷いこと言ってたかもしれない。

真樹に感謝しなきゃな。

美月が教室を飛び出したあと。

クラスの男子から女子まで散々袋叩きにされた。

それだけ美月には信頼と魅力がある、ということが分かって。