この先は過酷なものになる。

でも勝つことはできない訳じゃない。

あっちの意図さえ読んでしまえばこっちのもの。

日向くんにも話しておかなくちゃね。

勿論、美月にはナイショ。

これ以上不安にさせられないわ。

そんなことを考えながら、大宮さんを睨む。

未だに日向くんの席に座ってるし。

本当にバカ丸出しだわ。

欲に溺れた雌ギツネってところね。