「やる」

「ほへ?」
渡されたのはジャムパンしかもあたしの大好きなイチゴ味。あとイチゴミルク。
「くれるの?」

「ん。さっきは悪かった。ノートありがとな」
そう言ってあたしの髪の毛をクシャクシャにしてきた。
照れてるのかな?可愛いとこもあるじゃん。
「ありがと」
泉に素直にニコッと笑った。
「///」
急に泉の顔が赤くなった。
「どうしたの?」

「何でもねー」

「そう?お昼食べよっか。屋上行こ?」

「しゃーねぇから一緒に食ってやるよ」
いつもの泉に戻ちゃった。ショック↓



ギィー。
「よかった。屋上誰も居ないよ」
けっこう人気あるんだよね。ココ。
「まぁ~、冬だしな」

「だね」
久しぶりに泉と2人だけでお昼食べるなぁ~。
元々あたし達はさほど仲が良いわけじゃなかった。
1年の時も同じクラスで席が隣になってから急に口げんかが始まった。
「ねぇー、泉って好きな子いるの?」
急に聞いてみたくなった。
「俺?ん~居るかな」
ズキっ
ん?何だろ今の痛み。
まっ、気のせいか!
「可愛い?」

「うん、可愛いよ。でも思ってもないこと言っちゃうんだよね」
好きな子のことを言っている泉の目はとっても優しかった。
ズキっ
まただ。何なの?
「実久は好きな「あっ!泉みーつけたっ」
泉が何か言いかけた時、誰かが屋上に入ってきた。
顔を上げると・・・
わっ!めっちゃ美人さん
「あら、ありがとう」

「え?」

「実久思ってること口に出てる」

うそ?はずかし~。
「そんなことより泉話があるんだけど」

「はっ?何だよ」

「ココじゃちょっと・・・」
あたし邪魔かな?
「あ、あの!あたしお昼も終わったのでココどうぞ」
そう言ってあたしは立ち上がった。