片思い

「は!無理に決まってるだろ。俺は本当に玲奈が好きなんだぞ」

「ごめんなさい」

「玲奈愛している。考え直してくれないか?」
愛してるなんてよくテレもせず言えるな。尊敬しちゃうわ。

「ありがとう。愁が私を愛してくれているように、私も泉のこと愛しているの」
玲奈も玲奈ですごいな。

「馬鹿なこと言うな!玲奈が愛してるのはこの俺だろ」
ヤバイなコイツ。ナルシ、または自意識過剰だな。

「本当にごめんなさい、失礼するわ。行きましょ、泉」

「あぁ」
ちょっと可哀想だったかな。





「ホントにあれでよっかたのかよ?」
俺達はあの後カフェを出た。

「えぇ、よかったわよ。実はねアイツちょっとこの辺じゃ有名な遊び人なのよ」
遊び人?

「色々な女の子とっかえひっかえしてヤルだけやったら捨てる。そんな最低なヤツなのよ」
マジかよ。

「でも、玲奈ちょっと名残惜しそうだな?」

「まぁ~顔は良かったからね。って、そんなことよりアンタが欲しがってたマフラー買い行くわよ」
あっ、そういえばそうだった。すっかり忘れてた。

「ついでに服も買って★」
ちょっとおねだりしてみた。

「甘いわよ」

「お姉様~♥」
我ながら気持ちが悪い。

「・・・・・・・特別よ」
っしゃー!たまには優しいじゃんっ。

お姉様♥