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俺の名前、山崎 翼。
まぁ、自分で言うのもなんだけど、結構モテる。
『翼様~!』
『キャーかっこいい~』
『こっち向いてー』
うざい、ほんとうぜー
『よっ!翼様!』
こいつ、中山 悠。
まぁ、親友ってやつ。
『様なんかつけんなよ。』
『いいじゃないですかー翼様!』
『まぢ、やめろってきもい』
なんだかんだ言って、悠もモテてる。
『はいはい、やめる!翼怒ったら怖いからなー』
じゃぁ、最初っからすんなよ…
『今日、席替えだって』
あぁー面倒くせー
誰でもいいから、静かなやつがいいわ…
『あぁーかわいい子の隣がいいなー絶対翼の近くなんて嫌だからなーで?翼何番?』
『お前から先言えよ』
『26番』
えぇーと俺は9番…
『席近いみたいやぞ、俺9番』
『嫌だー!翼の近くとかみんな翼に取られるー!』
はぁ…取るわけねーだろ。興味ない。
えぇーと俺の隣…18番のやつだな。
…桜ってやつか、おとなしそうでよかった~!
『おい。地味子!お前まぢ、きもい!席代われや。』
…いやいや、俺的に代わってほしくない。
ってか、俺と悠の間の席になって代わってほしいやつとかいないだろ…
『いいですよ。』
・・・ん?
聞き間違い??
『・・・ほんとにぃ!?やったー!!まじで?』
『はい。別にいいです。』
・・・まじか・・・なんかショックだな・・・
ってか、あんなケバケバの女が隣とか無理。
