☆☆☆☆☆☆☆☆☆



俺の名前、山崎 翼。



まぁ、自分で言うのもなんだけど、結構モテる。




『翼様~!』


『キャーかっこいい~』


『こっち向いてー』



うざい、ほんとうぜー



『よっ!翼様!』



こいつ、中山 悠。


まぁ、親友ってやつ。



『様なんかつけんなよ。』



『いいじゃないですかー翼様!』



『まぢ、やめろってきもい』



なんだかんだ言って、悠もモテてる。



『はいはい、やめる!翼怒ったら怖いからなー』



じゃぁ、最初っからすんなよ…



『今日、席替えだって』


あぁー面倒くせー



誰でもいいから、静かなやつがいいわ…



『あぁーかわいい子の隣がいいなー絶対翼の近くなんて嫌だからなーで?翼何番?』




『お前から先言えよ』




『26番』



えぇーと俺は9番…


『席近いみたいやぞ、俺9番』


『嫌だー!翼の近くとかみんな翼に取られるー!』



はぁ…取るわけねーだろ。興味ない。



えぇーと俺の隣…18番のやつだな。




…桜ってやつか、おとなしそうでよかった~!



『おい。地味子!お前まぢ、きもい!席代われや。』



…いやいや、俺的に代わってほしくない。



ってか、俺と悠の間の席になって代わってほしいやつとかいないだろ…




『いいですよ。』




・・・ん?

聞き間違い??




『・・・ほんとにぃ!?やったー!!まじで?』



『はい。別にいいです。』



・・・まじか・・・なんかショックだな・・・



ってか、あんなケバケバの女が隣とか無理。