ガチャン


ドサッ

「ふぅ。疲れたねー」

「うん」

「さて、これからの事決めようか」

「うん」

育てたいのは

山々だけど

あたしは、違った意味で

有名だし

珀龍がいつ狙われるか…

時間の問題だな

「珀龍、お前はどうしたい??」

「僕??」

「あぁ、あたしと居て危険な目にあうのをびくびく待ちながら不規則な生活か
ちゃんとした家庭で暖かいお風呂にごはん、パパやママを取るか
お前が決めろ、暖かい家庭を選んだとしてもあたしはお前を恨んだりしない。
これは、約束できる。」

「もしも
危ない目にあったら助けてくれる……?」

「あぁ、全力で助ける」

「僕、琥珀が居る毎日がいい。

あったかいごはんも
お風呂も両親もいらない

なにもいらないから
琥珀は

琥珀だけは譲れないッ

夜おそくなってもいいから

朝帰りでもいいから

僕から

離れないで…」

うそ

でしょ??

暖かい家庭よりも

あたしを選ぶって事??

「お前はそれでいいのか??」

「うん。後悔はしないよ」

「わかった。
家族として
頑張っていこうね」

「うん」