じゃあ次で最後だな。

渡辺真冬ですT小から来ました。よろしくお願いします。

彼女を見た瞬間僕の胸が打たれた。
こんな気持ちは初めてだった。

今日はこれで終わりだ、部活をみたいものがいたら自由に見に
行っていいからな。

教室を出ると瑛士が待っていた。

瑛士は隣のクラスになってしまった。

瞬、担任どんな奴だった?

体育教師でバスケ部の顧問だっさ。いかにも熱血っかんじ(笑)

瑛士の担任は?

おばさんなんだよ。最悪。

それより部活見に行こうぜ。

翔さんもいるんだろ。

多分ね。翔さんとはさっきも出てきた僕の兄貴だ。


僕と翔は体育館へ向かった。

体育館の扉を開くと部活前だというのにほとんどの部員が練習していた。


よう!瞬に瑛士。

1人の先輩が話しかけてきた。

この先輩こそ俺の兄貴山下翔である。

キャプテン、ちょっといいですか?

兄貴はある先輩を呼んだ。

キャプテン紹介します。こいつらがこの前話した弟の瞬と工藤瑛士です。

そっか、こいつらがA小を全国制覇に導いた瞬と瑛士かぁ。

俺はこのバスケ部でキャプテンやらしてもらってる、高橋快晴だ!ヨロシクな。

そこに三井先生が現れた。

山下さんは来たな。おまえは隣のクラスの工藤だな。


お前らは期待の新人だからな。

今日はしっかり見学していけよ。

明日からしごいてやるからな。

僕と瑛士は二階から練習を見ることにした。