「ごめん。流香遅れた」
「話がある」
流香が泣いている…。
「何があったの?」
「羅南、永遠の愛なんて、存在しないんだね」
「そんなこと、」
「あるの!」
流香、何があったの。
「だって、裕斗は、私をふったのよ?」
嘘…。裕斗が…?
「友達でいよう。って言われたのよ?」
永遠の愛。なんてないのかな。
「喧嘩したの?」
「違う。違う子、好きになったって言われた」
裕斗に限って、そんなこと。
あるはずない。
「私、裕斗に直接話、聞いてくるから」
「うん」
私、最近ブログを始めた。
拓ちゃんが、私の様子を知りたいって。
それで、裕斗もブログしてるから、みてみた。
【ありがと】
そりゃ、出会いがありゃ
別れもあるよ。おまえ、今
焦ってるだろ?どうにか
しなくちゃって。俺達の事は
ほっとけ。俺は、別れを選んだんだ。おまえが何いったって、気持ちは、変わらない。
“おまえ”って、たぶん私のことだよね。