私は思いきって、電話をかけてみました。


「拓ちゃん?」


「おう。羅南?」


「うん…ッ」


何か涙が出てきた……。


「久々だねっ」


「おう。電話待ってた。羅南、色々忙しいって聞いたから」


「私も待ってた。バカだね私。ずっと電話したかったんだけど。彼女トカ出来ていたら…って」

「そんなこと!?彼女何かいねぇよ?」


「ありがとう。嬉しいよ。拓ちゃん、夢はどう?」


「進んでる」


拓ちゃんとの会話、何ヶ月ぶりだろう…。


すごく楽しい。


「あっ、いっけない。もう、2時間も話ちゃった…。じゃ、そろそろ」


「じゃあな」


「あの!」


私の気持ちを“素直”に!


「どした?羅南?」


「また連絡していい!?」


「もちろん!」



伝えられた。