俺、沢田 拓。


今、スキな奴に告られた。


嫉妬した。ライトと羅南が最近仲が良いから…。


何か、キツい事いっちまった…。


翔平と裕斗に放課後時間つくってもらって俺の家に集合した。

全部話した。多分二人は怒るだろう…。


「うーん。まあ、ライトの事忘れてさあ、素直になれや」


裕斗は意外に優しかった。


でも


翔平は……ーー


「アホか。なにが嫉妬だよ。お前アホだよ!」


翔平は癒亜と付き合うまで色々あった。


だから、誰より一番俺のこと応援してくれてたんだ。


「ごめん、翔平。お前の気持ちは分かる。だけと、俺にはこうするしか…」


「アホなこというなって!せっかくのチャンスが…。またふりだしからスタートだな」


「おう」


「もう二度と…」


「同じ事は繰り返さない」


俺は裕斗と翔平と“約束”したんだ。


まずは、羅南に誤ろう…。


俺は話すのが怖くて、メールした。


【羅南へ】
マジごめん。
話がある。わりぃ…


すぐにアイツから返事がきた。

【拓ちゃんへ】
ごめん。今は無理。


羅南は傷ついている。


羅南が誰かに傷つけられた時は俺が守った。


今は俺が傷つけている。


羅南を助けるのは、誰なのだろう…。