私は伏せていた顔をコウ君に向かってキッと睨むように上げた。 「最低」 もう、しらないんだからっ 「お…おい、きよ…」 私はそんなコウ君の言葉を無視すると席を立ち上がり鞄を掴んで出口に向かった。 「兄貴撃沈~~。はっ。じゃあな」 優さんは笑うようにコウ君に言うと私の後を追ってきた。 「こんのアホ優~~~~っ。お前ぜってーー許さね~~~~~」 薄暗い店内にコウ君の声はこだまし、そのまま開けたドアから外の薄暗い闇に吸い込まれていった。