「きよ?時間」





え?時間?





催促されてようやく気づいた私。



これから打ち合わせなのに!
もうこんな時間だ!


いつの間にか結構経っていたみたい。






「ありがとう!いってきます」


2人をあのまま残すのは心配だけど…私が遅れるわけにはいかない!











「コウ君、またくるね」



そう言うとコウ君はいつものように

「いってらっしゃ~い」と返してきた。


そしてその横では優さんが





「またあとで~」


なんて意味不明なことを言っていたけど、深い意味はないだろうと気にせずに私はお店を後にする。




そして大きなサングラスをかけると電車に乗り込み打ち合わせスタジオへ向かった。