白雪姫のキスは甘い蜜





私は曲げたおヘソを癒すためにりんごジュースを喉にながした。



わかってるよ?

自分が可愛くないって



それどころか、可愛い系より美人系だよね。って言われる言葉さえも、私という歌手を売り出すためのお決まりの文句で、加えてお世辞で社交辞令ってのもわかってる。



さすがに芸能人だからって顔で売ってるわけじゃないし、浮かれてなんていない。



剥れて頬を膨らますと、横から長い腕が伸びてきて先端の人指し指で膨らんだ頬を押しつぶした。



それと同時に『プスッ』となんとも可愛げのない乾いた音が漏れた。





「なんか勘違いしてねー?」


勘違い?それこそなんの話し?



「してませんよ。ちゃんとわかってます」


「ぜってーお前わかってねー」


「わかってます」



なぜかいつの間にか口論みたいになっちゃってるし…



これじゃあ子供だよ。