白雪姫のキスは甘い蜜






「そういえば、お母さんがきよの歌はこっちにまで届いているって喜んでたよ」



海外進出して、まだ1年も経っていないのに…
きっと少しの人だろうけど聴いてもらえてるってわかると本当嬉しいな。





「そっか~」


私が物思いに耽っていると、近くのテーブルからまたもや「コウくーん」と呼ぶ女の人の声がした。


コウ君はその声に「はーい」と軽く返事をしてカウンターを離れた。






コウ君モテモテ。

いつもこのお店可愛い女の子がいるし。







まぁ、妹の私が言うのもなんだけどコウ君ってイケメンの分類だよね。


前に私のこと恋人に間違えられて散々な目にあったこともあるし…。




って…あ~嫌なこと思い出しちゃったかも。





コウ君はモテるのに私は全然で同じ兄妹とは思えないよ。




私が中学の頃から歌手を目指してボイストレーニングに通ったりしてたから、青春を水に流していたのかも…


ただ単に私が可愛くないだけか…。