「この後も仕事?」
りんごジュースがコップに注がれていくのをなんとなく眺めながら、その問いに「そうだよ~」となんとも気の抜けた声で返事をした。
「きよも仕事がんばってんだな」
「がんばるっていうか…私はこの仕事が好きだし、なにより歌は私自身みたいなものだから」
私、この仕事をしていなかったらどうなってたのかな?
何をしてたんだろう?
ん~~~…って、想像もつかないや。
「まぁ無理はすんなよ」
コウ君も一応心配してくれてるんだよね…?
私はちょっと照れくさくなって、それを隠すようにジュースを口にすると
「うん」と短い返事をした。
