白雪姫のキスは甘い蜜






「何その反応っ」

クスクス笑う声がして視線を向ける。





「~~///」




笑われたことと、自分の子供すぎた反応を冷静に思い返すと急に恥ずかしくなってきた。

私は遊園地に来た子供かっ!なんてついつい心の中でツッコミを入れる。






「うわ~、なんか可愛い反応返って来ちゃった」



男性は笑うのを止めてまじまじと見てきた。


なんか…そんなに見られると余計に恥ずかしいよ…





「あの…」


私が言葉に詰まっていると後ろにいた紳士的な男性が


「お前らまずは自己紹介をしなよ」

と呆れた口調で言う。





「俺はリーダーの柳原 陵(ヤナギハラ リョウ)、きよちゃん今日はよろしくね」

陵さんは穏やかな口調で話してくれた。
普段テレビでも、皆をまとめていて優しくて…イメージと全く変わらない。





「よ…よろしくお願いしますっ」

私はまたぺこり頭を下げた。