白雪姫のキスは甘い蜜





まず向かうのは番組の司会者さんのもと。すれ違うスタッフさんに挨拶をしながら楽屋に向かって軽く挨拶を済ませる。同じ番組に出るアーティストさんにも軽い挨拶をしに楽屋を回る。



そして最後にHEARの楽屋にむかった。





やっぱりアイドルだし男性ばっかりだから少し緊張してくる。いや…大分緊張………


コンコンと軽い音を響かせると中から「はーい」と言う声と共にゆっくりとドアが開いた。




「七海きよです。今日はよろしくお願いします」


挨拶の言葉を口にして頭を下げた。




頭を上げると目の前で柔らかい笑顔を浮かべている男性がいた。その優しい笑顔に思わずドキッとする。




「どうぞ入って」


わざわざドアを押さえて中へ誘導してくれる態度とか紳士的で大人の魅力を放っていた。




「うわぁ…」

なんて目の前にいた男性達を見て子供みたいな声を出してしまった。



目の前にいるのは最近大人気のアイドルグループってだけあって、オーラが凄くキラキラしている。

そんなこと思っていると一人の人が笑い出した。