―――—到着 あれから私たちは一切喋らなかった。 「あの、工藤結衣の部屋は…?」 お母さんが看護師さんに結衣の号室を聞いてる間、私は携帯をいじっていた。 メール……38件… こえっ! ほとんど美樹と竜輝だ。 クラスメイトからは12件だし。 心配…してくれてるんだ。 「舞依!308号室だって!!」 「う、うん!!」