「え…、な、んで…??」
ドアを開けると、あたしの大好きな彼がいた。
あたしの驚いた顔を見て、八重歯を見せながら笑う彼。
もしかして…
成功したって報告??
ヤバい…
また、涙が出て来た…
「神崎菜穂さん」
「は、はい」
急にかしこまって言う彼。
「ずっと好きでした、俺と付き合って下さい」
堪えてた涙が一気に溢れでて来た。
「…っも!」
「え?」
「あたしも大好きです」
すると、彼は優しく微笑んだ。
「俺も、大好き」
そう言ってあたしの目を真っ直ぐ見る。
「だーあー、めっちゃ恥ずかしい!!」
彼は真っ赤になった顔を腕で隠した。
可愛い…

