「そう言えば、端樹くん最近どんどん可愛くねって行くね。まるで、女の子みたい。」
ある日、そう言う風に萌華さんに言われた。
私は、決意した。男じゃない、私は本当は女だって言おうって…。
「あのさ、2人に言いたいことがあるんだ。それを言ってもこれからも今まで通り接してくれるか?」
「もちろん、俺らダチじゃん?」
「そうだよ!龍貴の言う通り。私達は友達だよ!?」

「俺、本当は…その…お、女なんだ!」
やっと、言えた…
私の、真実。
避けられるよね…
「あ。そうだったんだ!だから、かわいいんだね!」
「 マジか!なのに、モテるとか羨ましいぞ。」
2人も…

2人は、私が秘密を作ってても怒ろうとしないで…
むしろ、私を受け入れてくれた。
「ありがとう」

「おぅ。」
「これから、女の子になりたいのっ…。」
そう言い終えたと思うと…私のほっぺには涙がつたっていた。
「泣かないの!女の子になりたいなら、私は協力するからね!」
「うん。お願いね。」

そう言って、いつか買い物に行こうと約束をした。