辺りを見渡すと、新品の制服をうまく着こなすことのできない新入生達が、群れをなしていた。
「新入生はこっち側の体育館に入りなさい!」
スーツを着た、まあ、通称イケメン教師が言った。
生徒達は行き場を見つけ、足取りが軽やかになっていた。
体育館に入ると、新入生で溢れかえっていた。
その群れは次第に先生たちにより綺麗に並べられていた。
あらかたの説明が終わると、生徒は先生に引き連られながら第一体育館に入って行った。
「ねぇ、君」
「僕ですか?」
ミサカは振り向いた。
「君、名前は何て言うの?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…