「また、病んだ質問だね」


彼女はため息混じりに言った。


「それは、誰よりも上に立って自慢したいんだよ、自分はスゲーだろって」


「そうか…。薫子はあるの?」


「私か?そうだな…。性格上、つねにだな」


女性が言うとミサカは笑いながら頷いた。


「そっか、そう言う事か…」


「そうだよ。ほら、早く着替えなさい」

女性は手にしたぬいぐるみをミサカに渡した。



ー10分後ー


ノリトは時計を何度も確認する。


ガチャ


中からは
伊達眼鏡に七三分けにして出てきた。


「お待たせしましたよ」

「では、行きましょうか」