好きだと言えなくて

「何???」







それは小さな箱だった。






「指輪だな・・・。
 やるなっ佑真・・・。」






そう裕陽がつぶやいていた。



実波が箱を開けると
もちろん指輪だった。






「まだ安物だけどさ・・・
 いつか大人になったら
 結婚しよぉなっ!!」





「うん・・・っ!!」