ゆらは土方の目を見据えた

「私は150年前から来ました。」

「「「はあ?」」」

「本当は幕末生まれですが
 一回、未来に飛んでしまい、
 また、戻ってきたということです。」

「証拠は?」

「幕末生まれというのは
 祖父に聞けば分かります。」

「ならば、150年前から来たというのは?」

「梅の花 1輪咲いても 梅は梅」

「!?」

「ぷっ、くく、あっはははは」

土方さんはポカーンとしているが
沖田さんは爆笑している

「豊玉俳句集というものが
未来にはあって、それに
のっているんです。未来では
新撰組は有名ですからね」

「ゆらさん、未来の甘味はどんなものがありますか!?」

「そうですねえ~・・・」

「お、俺は信じねえぞ!」

「では、もう一個
 春の「もういい!もうわかったから!」

「それは、よかったです。」

にっこりと笑ってやった。

「んで、幕末生まれってのは
 どう証明すんだよ?」

「祖父に聞けば分かると思うのですが」

「君のおじいさんとは?」

「鳳上院綴です」

「「「!!」」」