ああ、また始まった
という顔つきで顔に手を当てる土方さん

そして、なぜか嬉しそうな沖田さん

熱く語っている近藤さん

ああ、4代目私はこんななかで
無事任務を遂行できるでしょうか?

駄目だったら・・・
無断でここを抜けよう。
うん。そうしよう

「鳳上院、いっとくがここは一回入ったらぬけれねえよ
 覚悟しとけ」

・・・・・・?

え!?嘘でしょ!
そんなのありか!?

「あ、土方さん」

「なんだ?」

「呼び名、鳳上院が呼びにくかったら
 陰陽師じゃなくて5代目ってよんでください
 あんまり大勢の人に陰陽師ってばれたくないので」

「わかった」

「さて、部屋は誰かと相部屋しかないですが、


 僕の部屋でいいですよね?」

「「「・・・」」」

一瞬間があって、

「がはは、わしは構わんぞ」

「俺も、別にかまいやしねえぞ」

「では、沖田さん
 よろしくお願いします」

沖田の後ろに有無を言わせない
ドす黒いオーラが見えたのを
知るのは3人のみだろう。



沖田とゆらが去ってから
土方が天井に向かって

「山崎」

とつぶやいた
すると、天井から
シュッと黒い塊が落ちてきた

「鳳上院ゆらを監視しろ」

「御意」