4年前------

ざっざっざっ

「!!おい、誰かが庭に倒れているぞ!!」

「おい、お嬢ちゃん
 大丈夫か!?」

「まだ、息がある。
 部屋に運ぼう。」

私はある日鳳条院家(ホウジョウインケ)の庭に倒れていた
そこを助けてもらった。

すう----

目をあけるとそこには
見知らぬ天井があった。

なんか、天井が高いな・・・

「おや、目が覚めましたか?」

誰??

「あ、あの?」

「ああ、私は陰陽師鳳条院家第8代当主
 鳳条院 渉(ほうじょういん わたる)です。」

ほう、じょういん・・・?
まって、その名前は・・・

「御嬢さんのお名前は?」

私の・・・

「鳳条院 ゆらです・・・。」

私の一家の・・・

「鳳条院 ゆら・・・?」