DIA-ダイヤ-

「まぁまぁ、いいじゃん♪ね、ちょっとゲームしに行こうよ?」


「オッケー。俺UFOキャッチャー得意だぜ?」


「そうなの?それじゃ、やってもらわなきゃね!」


二人でゲームセンターに向かって歩く途中、悠斗が誰かに気付いたように立ち止まる。


「あれ?直也?」


じっと見る悠斗の視線にその男が反応した。


「おー、悠斗?久しぶりー!」


そう言いながら一才くらいの小さな女の子を抱き上げて近寄って来た。


「お前の子供か?」


少し驚き気味の悠斗。