「ちょっと怖そうだよ…。悠斗、あれは?」


私は自分の好きな切ない恋愛物を推してみる。


「うー、寝るかも」


あれこれ選んで、事件に巻き込まれた女性を命懸けで救い出すアクション物に決定♪


でも上映時間までまだ一時間程あり、隣接するショッピングモールに行くことにした。


「ねぇねぇ悠斗!ゲーセンがあるよ♪あっちには本屋さんもあるー」


キョロキョロしながら思わず悠斗の腕を軽くポンポン叩いてしまう。


「見りゃわかるって」


そんな私の仕草に悠斗は笑っていた。