DIA-ダイヤ-

「俺も勝手に気持ち決めつけられるのって、すげー迷惑なんだけど?」


本当に迷惑そうな顔をされて、頭に昇った血が一気に冷める。


「………」


下を向いてふて腐れたように黙り込む私。


「そんじゃ、今度は俺が言わせてもらうわ。とりあえず座れ」


私がその場に座ると、悠斗はベットに座ったまま大きく息を吐き話し出した。


「俺、女とケンカってあんまりしたことないから、うまく伝わるかわかんねーけどさ。…昨日は俺だってすげー落ち込んだよ。愛情が足りねーのかってさ」


私は視線を下に向けたまま聞いた。