DIA-ダイヤ-

「……言ったけど!?」


本当はまだいくらでも出てくるけど、悠斗の様子がいつもと違って言葉を飲んだ。


「お前の頭ん中ってどーなってんの?よくそんな風に考えられるよな?」


(な、なに?呆れてるの?バカにされてるの?)


「あのさ、そーやって俺の気持ちを勝手に考えて楽しいか?」


(勝手にって…)


「…全然、楽しくないけど」


言った瞬間、先生の言葉を思い出した。


《悠斗くんの言葉や態度を、悪い方に勘違いしていませんか?》


(あっ…)