DIA-ダイヤ-

「悠斗だって私のことどうでもいいんでしょ!?だから放置したんでしょ!?」


「………」


テーブルの方を見ながら沈黙する悠斗。


(なにシカトしてんの!?なんか言えばいいのに!)


沈黙が余計に私をあおる。


「私バカみたい!一人で悩んで一人で泣いて!もういいよ!」


私は立ったまま悔しさをぶつけるように泣き出した。


そして悠斗がやっと口を開く。


「言いたいこと、それだけか?」


(…!?なにそれ!?)


少したじろぐ私を見て、悠斗はもう一度低い声でゆっくり言った。


「もう全部、言ったのか?」