DIA-ダイヤ-

悠斗はそんな私を無視するように部屋の窓を閉めて、ゆっくりベットに腰かける。


「私がどんなに辛かったかわかる!?ずっと悠斗からの連絡待ってたのに!」


とても悠斗の近くに座る気がせずに立ったまま叫ぶ。


怒りは自分の言葉と連動しているように叫ぶ度に高まった。


自分が受けた傷以上に、悠斗を傷つけたくて仕方なくて言葉を探す。


「今日だって謝ろうって思ってたけど、そんなのもうどうでもいい!私を放っておいても平気な悠斗なんか、どうでもいいよ!」


悠斗の表情は相変わらずクールなままで、本当になにを考えてるかわからなかった。