家に戻った私はベッドの上に座り込み、ただボロボロと涙を流していた。


抑えきれない怒りと悠斗に招待状を出した花嫁への激しい嫉妬、そして悠斗がいなくなるという恐怖感が入り乱れる。


「私、こんなに悠斗が好きなのに、どうして悠斗はわかってくれないの?」


部屋に入った瞬間放り投げたバッグから、携帯が飛び出しているのが目に入る。


「悠斗から連絡が来ても、絶対無視!」


いつも一緒にいたくて仕方ないのに、今は触れられるのも嫌なくらい悠斗の全てを拒否していた。


でも心のどこかで、早く悠斗から電話やメールが来ないか待ってる自分もいる。