DIA-ダイヤ-

「そんなの知らねーよ。人数合わせなんじゃねーの?」


悠斗は少しずつ困惑していった。


「せっかく悠斗が休みの日なのに、夕方からしか会えないんだ?ならその日は会わなくていい」


「なんだよそれ?俺は会いてーのに?」


「私よりしばらく会ってもいない人を優先させるんでしょ?綺麗で幸せそうな花嫁さんと楽しんでおいでよ」


私はバカなことを言っている。


でも私が女の人の存在を気にするって知っているんだから、行かないで欲しいって思う私の気持ちに先に気づいて欲しかった。