DIA-ダイヤ-

「…悠斗って、私といても誰かと電話したりメールしたりしてたよね。あの人としてたの?」


小さく呟くように言った。


「たまにあいつともしてたけど、内容はダチのことだよ」


「友達の愚痴とか相談されてたんだ?」


「相談っつーか、浩一の用事聞いたりさ。別にハルカが気にするような話じゃねーよ?」


この世の中男と女しかいなくて、相談事から発展する人達だってたくさんいる。


(悠斗が話を聞くうちに、好きになっちゃったらどうするの?私を捨てるの?)


「相談でもなんでも、そういうの嫌だよ」


「ただの友達の一人だぜ?」