悠斗と出会った日は、とても綺麗な空だった。


あれから悠斗が改めてお礼がしたいって、メルアドを交換してわかれた。


なにかが始まりそうな気持ちとカッコイイから無理かもって気持ちが、浮かんでは消えて…。


「もー、全っ然落ち着かなーいっ」


いつ来るかもわからないメールを待つのはやめようと、近くに置いていた携帯を充電器にさす。


「さっきわかれたばっかりで、きっとメールは来ないよね」


自分に言い聞かせるように携帯から目を離した。


「でもでも、本当にメール来たらどうしよう♪」


少し浮かれた気分で夜は更けていった。