DIA-ダイヤ-

スタッフルームへ行くと、先にあがった純がマンガを読みながら待っていた。


「お疲れー」


ニコニコしながら純が言う。


「お疲れ様です。わざわざ待ってもらってすみません」


「いやー、気にしないでー。俺、ハルカちゃんとご飯食べれるのすごく嬉しいから平気♪」


(そんなに喜ばれると、ちょっとねぇ…)


微妙な愛想笑いをしながら、私は羽織った制服をロッカーにしまい純のところに行く。


「よーし、チャッチャと買い物済ましてご飯行こーよ」


買い物メインの私はその言葉に少し引っかかる。


(でも最初に頼んだの私だし…)