DIA-ダイヤ-

悠斗への罪悪感と、純に変な期待をさせてしまわないかという罪悪感が胸の中でグルグルする。


「でも純さんはバイト仲間ってだけだしね。悠斗のプレゼントのためならご飯くらい仕方ないよね」


そう自分を納得させながらロッカールームに向かった。




平日だからあまり混むこともなく、そろそろ仕事が終わる時間。


「高崎さーん、もうあがっていいよー」


調理場にいた店長が私に向かって言う。


「はーい」


私の頭の中はずっとプレゼントのことでいっぱいだった。