夏の暑い日が続く頃、私はファーストフード店でバイトを始めた。


なにもせずにただ家にいるだけの生活が飽き飽きだったのと、11月は悠斗の誕生日で12月はクリスマス、自分の力でプレゼントを買いたかった。


母は反対したけど、一度言い出したら聞かない私に最後は仕方なく認めてくれた。


浅野先生も許可してくれて、部屋の中で取り残されたような気持ちは新しい生活で一新される。


悠斗と私は休みを必ず合わせて会う時間を作っていた。


その頃の私は、悠斗の店の女性客にまで嫉妬してケンカもなかなか減らない状態。


でも悠斗はそんな私でも好きだと言ってくれている。