DIA-ダイヤ-

「もうすぐ付き合って5ヶ月になるね。なんかあっという間だったなー」


「もう5ヶ月か。でももっと前から付き合ってる感じがしねー?」


「ん、するかも」


少しずつ、景色が開けていく。


まばゆい光を放つ地上と漆黒の空。


自分がとても特別な場所にいる気分。


「こうやって見下ろすとさ、偉くなった気になんねぇ?」


「えー?偉い気はあんまりしないけど、背中に羽が生えた気がする」


「あー、ツノ生やしててシッポがとがったやつだろ?」


「それって悪魔ってこと?酷ーい!」


二人で笑い合うことがすごく幸せに感じる。