DIA-ダイヤ-

空が暗くなるにつれて、ライトアップされたアトラクションがキラキラと輝きだす。


「昼間と雰囲気が変わって綺麗だね」


「あぁ」


ふと見上げた先には、暗がりに浮かび上がるようにゆったりと回る観覧車が。


「悠斗、最後に観覧車乗ろう」


「おう」


まるで吸い込まれるみたいに私達は観覧車に向かった。


昼間よりもっと人がまばらになっていて、すんなりと光る箱に乗り込む。


二人だけの空間が秘密の空間みたいで嬉しい。