DIA-ダイヤ-

私はブランコみたいに乗るジェットコースターを指差した。


「おい、いきなりか!?しかもあれ回転すんぞ!?」


「回転しなきゃジェットコースターじゃないもーん」


悠斗の手を引っ張って行くとすぐに係の人が案内してくれた。


「足がスカスカするね♪サンダル、飛んで行っちゃうかなぁ?」


私ははいていたサンダルを手に持つ。


ガシャン!


ゆっくりと昇るジェットコースターにドキドキする。


「結構高いねー!」


「そだな…」


悠斗は下を向きながらキャップのツバを押さえてる。


私は楽しくて自由な足をバタバタさせた。