DIA-ダイヤ-

「私がおかしくなったのはどうせ全部私が悪いんだよ!私が勝手にそうなってみんなを困らせてるんだから!」


自分でも、なにを言ってるのかわからない。


悠斗の視線が、…痛い。


(そんな憐れむような目で見ないで!)


「私、精神科に通ってるの!だから悠斗も私みたいな病人なんか相手にしないで、他にもっとマトモで綺麗な人探せば!?」


「精神科…?」


「そうなの!こんな病人なんか悠斗には最初から似合わなかったんだよ!」


そして私はバッグから悠斗の灰皿を乱暴に取り出した。


悠斗の全てを徹底的に排除しようとしている。