DIA-ダイヤ-

(私が病気だから?それともただ性格が悪いの?できれば私だってこんな風に悩みたくなんかないよ)


「極端で悪かったね。私って悠斗に迷惑かけてるもんね」


突然悠斗が立ち止まったから私もつられてその場にとどまる。


「もうやめよーぜ?せっかく遊びに来てんだからさ」


「…うん、わかった」


(極端、か…)


その言葉でほんの少し付いた傷を、私は自分で気にしないようにごまかした。


でもいくら小さな傷でも放っておけば化膿することもある。


そして私は自分で治す努力をせずに、全て頼って治してもらおうとする。


どんな小さなことでも。