『愛理は賢いね〜。こんなこともできるようになったんだ。』 ……誰かに何度も頭を撫でられた夢を見る。 小さな温室の中に私はいた…… いつも同じ場所で顔の全体は靄(もや)がかかって見えない。 その人はいつも口元を緩めながら 『愛理はいつかこのミカエルの希望の光になるだろう。』 そう言って次の瞬間には寂しい顔をしながら去って行く。 その途端後ろにいた二人の男の子に誘われ何処かに連れていかれる。