……何?




ちょっと誰かが私の背中に抱き着いてる?!



「誰ぇ!!?」





「……愛理。どーした?」


パニックった愛理に寝坊眼で陸が見つめる。



「陸?!……あっ!!そうだった。……ごめん。」


「大丈夫だ……それより今何時だ?」




「………8時だけど。」



愛理はつぶやいてハッとした。



「「……遅刻だ。」」